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英国のある家族が50ペンス(約100円)で買った家が145,000ポンド(約2,900万円)で売れた。

サディク・ウディンさんはこの公営住宅の払い下げで得をした一人。

彼の家は1999年、当時犯罪が蔓延するニューカッスルのノースベンウェル地区でたったの50ペンスで売りに出された。

しかしその後犯罪は1/3に激減、逆に家の価格は急騰した。

ウェイター・サリックさん(22)は家を売って290,000%の利益をあげた。

「俺の家は一文の価値もなかったんだよ。今の値段が信じられないね。」と彼はいう。

モハメッド・ナイームさん(41)も７寝室の家を50ペンスで買った一人だ。

「友人にはノースベンウェルの家なんか50ペンスでも買うなと言われたよ。評判はひどかったが好きな家だったよ。」

当時この地区は荒れ果て、窓には板が打ち付けられ、路上には焼けた車が転がっていたという。

不動産業を営むケリー・クラークさんはいう。

「ノースベンウェルは以前怖い地区でした。多くの人々がただ同然の家を手に入れ、大金をつかむことになりました。」と語った。