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ノルウェー・ベルゲンでギャラリーを営む画商のレイダー・オセンさんが２３年前、そのふくよかな女性を描いた絵を買ったのは何よりも、その額縁が気に入ったからだった。

作品も「なかなか素晴らしい」と思っていたが、売り物としては「無価値だ」と思っていた。

あるアメリカ人の金持ちの代理人が、オセンさんのギャラリーのある作品を購入しにいた時のこと。

彼は、その女性の絵の前で、驚愕の表情を浮かべて立ち尽くした。


そしてしばらくしてこう言った。

オセンさん、この作品は１６世紀ヴェネチア派の巨匠、ティツィアーノが１５１５年から２０年の間に描いた「フローラ」の別バージョンに間違いないと思います。

４０万ドル（約４３００万円）でお譲りください。

世界的に有名な「フローラ」といえば、フィレンツェのウフィッツィ美術館の壁にかかっている作品だが、ティツィアーノは、同じ題材で２つの作品を作ることで知られているそうだ。

オセンさんは半信半疑ながらも、アメリカ人のオファーをほくほく受け入れ、４０万ドルで《フローラ２》を売った。

その金で自宅のバスルームを改装し、地中海でゆっくりゴージャスに休暇を過ごすつもりだそうだ。

この「フローラ」、すでに真贋を判定するテストが始まっており、少なくとも４００年以上前の作品であることは間違いないそうだ。

もし、ティツィアーノの真作であることが判明したら、その価格は３５００万ポンド（約７０億円）は下らないそうだ。

情報元：【海外ボツ！NEWS】

4300万円で譲ったあとに、それが70億以上に化けたら計り知れないほど後悔しそうだ。。
少なくとも自分ならめちゃ後悔するだろうな。っていうか泣くだろうな。