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2006年10月22日

ひったくり犯を撃った女性を表彰


犯罪が多発するブラジル・リオデジャネイロで、67歳の女性がひったくり犯に拳銃を発射、負傷させた事件で、女性が拳銃の不法所持で告発されたにもかかわらず、市当局から勲章をもらうことになった。

市議会の女性広報官によると、市議会は、この女性、マリア・ドラ・ドス・サントス・アルベクスさんに市への特別な貢献があったとして、勲章を授与するか否かに関して無記名投票を行なった。

今月8日、元看護婦で年金生活のドス・サントス・アルベクスさんは、中流階級が住むフラメンゴ地区で、プードルの散歩をしていた時、ひったくり犯に襲われ、携帯電話とサイフを奪われそうになった。

それまでに3回も同じような犯行の犠牲になっていた彼女は、38口径の拳銃を取り出して、犯人の手を撃った。

ひったくり犯は逃走したが、警察に逮捕された。その時、彼女も拳銃の不法所持で逮捕された。

彼女はその後、保釈されたが、裁判にかけられる予定となっている。

しかし彼女に対する処置がきっかけで、路上での犯罪に無為無策の当局に対する非難が沸き起こった。

警察は、拳銃所持は違法なのだから、彼女を表彰することは、悪しき前例を作ることになると反対している。
情報元:【excite】


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