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2006年08月07日

人間の寿命は今後20年で1000歳以上に


近年、医学の発達などにより、世界の平均寿命は延び続けている。

ケンブリッジ大学遺伝学者オーブリー・デ・グレイ博士によれば、これから先、人間の寿命は1000歳を超えるという。


博士は取材に応え、その理由を次のように語っている。

「老化は、身体的現象の一つに過ぎません。
従って、今日解明された多くの疾病のように、その原因を突き止めることで老化を阻止することができるんです。

我々が現在取り組んでいる SENS (Strategies for Engineered Negligible Senescence)計画はこの老化防止実現に、かなり近いところまできています。

これは、単なるアイデアではありません。

※前文は結構長いので目に負担がかかると思います。前文読む場合には注意してくださいね。

人間の身体にある全ての細胞と分子のダメージを修復するべく、非常に綿密に計画されたものです。また、ここで使われる技術は我々で既に用いられている技術、あるいは臨床試験中の技術を単に組み合わせて行うものです。

従って、おそらく今後10年の間に我々はまずネズミに対して実験を行い、その寿命を著しく延ばす事に成功するでしょう。

そしてその次の10年間で、人間にも適用することが可能になると見込んでいます。

この技術が完成すれば、我々はもはや老化による老衰や虚弱、そしてそれらに起因にする疾病を恐れることはなくなるわけです。

もちろん、こうした技術が完成した後も、我々は不死になるわけではありません。

それは例えば交通事故や、毒蛇にかまれた時、新種の悪性インフルエンザにかかった時、我々はこれまで通り死ぬでしょう。

しかし、我々全てを待ち受ける死因の一つ - 老衰は避けられるようになるわけです。

また私の推測では、この技術は現在生きている我々の世代に適用することが可能だと考えています。

なぜなら、現在中年や老年の身体に蓄積された損傷も修復することが可能だからです。

従って、この技術が完成し、1000歳まで生きることになる最初の世代は、今現在60歳程度の世代になるのではないかと考えています。

ただし、この技術は老化それ自体と同じく、非常に複雑なものとなります。


老化現象は大きく分けて7種類の細胞と分子の損傷が原因となっています。

例えばそれは細胞が置き換えや転換なしに失われていくことなどです。

しかしまた、これらの現象は現在使われている、あるいは開発中のテクノロジーによって潜在的には修復可能なことです。

人の寿命は様々ですが、現在一般的には、大体65歳から90歳くらいの間に死亡しています。

人は年齢を重ねるうちに虚弱になるからです。

しかし今後、人の平均寿命は大体数千年単位の範囲になるでしょう。

これはもちろん推測値に過ぎませんが、この数値は現在の若年死亡者の平均寿命から導かれたものです。


例えば現在、あなたが安全な地域で暮らしている十代の少年であるとした場合、あなたが翌年死ぬ可能性は非常に低い。

従って、その場所で生き続ける限りは50/50の可能性で千年以上生きることができるようになるわけです。

そしてここで重要なのは、そうなった場合、誰しもが虚弱や衰弱を恐れなくなるようになるということです。

誰もが精神的に、そして肉体的に若いため、つまるところ貴方が気をつけるべきなのは、迫りくるトラックの速度、すなわち交通事故などになるわけです。





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